花粉やハウスダストなどによるアレルギーを持っている人は、
鼻づまりの症状があることがあります。
辛い鼻づまりの症状を抑えるために、点鼻薬を病院で処方されたり
ドラッグストアで購入して使っている人も多いと思います。
病院で処方される点鼻薬の多くが抗アレルギー性点鼻薬のようですが、
気をつけたいのが“血管収縮剤”の成分を含む点鼻薬です。
ドラッグストアには様々な種類の点鼻薬が売っていますが、
その多くは“血管収縮剤”の成分を含む点鼻薬のようです。
鼻づまりの時に鼻の中がどのような状態になっているかというと、
鼻の中の粘膜の血管が広がり、充血することで腫れてしまいます。
それにより空気の通りが悪くなります。
“血管収縮剤”の成分を含む点鼻薬を使うと血管が収縮するので一時的に鼻の通りが良くなります。
即効性があるので鼻がつまるたびに使用したくなりますが、１日の使用回数を必ず守りましょう。
使用回数を超えて使いすぎてしまうと耐性ができてしまい、だんだん効かなくなっていきます。
収縮した血管はさらに充血するようになり、粘膜が腫れて厚くなってしまい、
さらなる鼻づまりを起こしてしまいます。
点鼻薬による鼻づまり「薬剤性肥厚性鼻炎」となってしまうのです。
このような状態にならないように、鼻がつまったからといって安易に使用回数を増やさず、使用回数は正しく使うようにしましょう。
